立ち仕事をなさっている方や、毎日の電車通勤でずっと立ってらっしゃる方など、足に負担をかけている人は、どうしても足がむくんだり疲れやすかったりするかと思います。
毎日気を遣ってケアをして、翌日にそのむくみや疲れを引きずらないようにできればよいのですが、それを放っておくと、やがて足(ふくらはぎ)に瘤のようなものができたり、血管が浮き出てデコボコしたり、静脈がくもの巣のように浮き出て見えたりします。
これを「下肢静脈瘤」と言います。
主に下肢静脈瘤になりやすい方は、先述の立ち仕事が多い方、また、妊娠・出産後の女性、ご家族に下肢静脈瘤の症状が出ていた方など、遺伝も多いとのことです。
「足は全身に血液を廻らせるポンプのような役割をする」「足は第二の心臓」というのを聞いたことがある方は多いと思います。
心臓から出された血液が全身を廻り、足へ回った時にまた心臓へ戻るには、この足(ふくらはぎ)の力が必要になるのです。
このとき、足にある静脈に血が溜まって血管が拡張し、外見的にこぶ(瘤)のようになった状態を「下肢静脈瘤」と言います。下肢静脈瘤は血管疾患なのです。
ボコボコした足や皮膚疾患の起こった足を気にする女性の方は多いようです。しかし、美容の面だけではなくて、加齢と共に下肢静脈瘤の発生頻度は増加します。
痛みを伴ったり、その他の炎症を引き起こすと言う点から、あまり長い目で見ることをオススメできる病気ではありません。
下肢静脈瘤の状態にもよりますが、治療法としては、硬化剤という薬を瘤内に注入し、瘤を小さくしていく「硬化療法」、瘤自体を取り除く「手術療法」、「レーザー療法」などがあります。
不安を感じた時には病院で診てもらうことが一番ですが、その前に、適度なストレッチを行う、足を高くして寝る、など、毎日の小さな予防から始めることが大切だと思います。
